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反応しない練習

日付

Feb 24, 2018

メモ

  • 勘違いされやすいのですが、反応しないことは、無理してガマンすることや、無視すること、無関心でいることではありません。悩みを増やしてしまうようなムダな反応を〝最初からしない〟こと。怒りや、不安や、「どうせ自分なんて」と暗い気分が出てきたら、すばやくリセット・解消することです。(Kindle No.33)
  • ブッダの考え方の特色は、「人生には悩み・問題がつきものなのだ」という現実を、最初に受け入れてしまうところにあります。私たちが日々感じている満たされなさ、生きづらさ、憂鬱といった思いを「ある」と認めてしまうこと。そのいさぎよさ、合理性が、仏教の特徴です。(Kindle No.209)
  • 生きることには〝苦しみ〟が伴う。 苦しみには〝原因〟がある。 苦しみは〝取り除くことができる〟。 苦しみを取り除く〝方法〟がある。 ──サルナートでの五比丘への開示 サンユッタ・ニカーヤ 仏教の世界では、これを〝四つの真理〟(四聖諦)と呼んでいます(Kindle No.224)
  • ①まず〝求める心〟があり、②それが〝七つの欲求〟を生み出し、③その欲求に突き動かされて、人は反応する。④ときには欲求を満たす喜びが、⑤ときには欲求がかなわない不満が生まれる。そういうサイクルを繰り返しているのが、人間の人生である──。(Kindle No.288)
  • 大切なのは、「心とは、そもそもそういうものだ」と理解しておくことです。心とは求めつづけるもの。それゆえに渇きつづけるもの──。(Kindle No.300)
  • 承認欲という「反応の原因」がわかれば、ずいぶんラクになります。「でも、あの人(家族・世間)に認められたところで、それが一体なんなのだ?」と、超クールに考えられるようにもなります(ほんとに、それが一体何だというのでしょう)(Kindle No.338)
  • 反応せずに、まず理解する──これが、悩みを解決する秘訣です。特に「心の状態を見る」という習慣を持つことで、日頃のストレスや怒り、落ち込みや心配などの「ムダな反応」をおさえることが可能になります。(Kindle No.385)
  • 「言葉で確認する」作業は、メンタルヘルスの基本として、お勧めできます。(Kindle No.402)
  • 〇悩みの原因は、〝心の反応〟である。 〇〝心の反応〟の背景には〝求める心〟や〝七つの欲求〟(特に承認欲)がある。 〇心の状態をよく理解するには──①言葉で確認する、②感覚を意識する、③貪欲・怒り・妄想の三つに分類する。(Kindle No.487)
  • 「正しい理解」とは、「自分が正しいと考える」ことではありません。「自分流の見方・考え方で理解する」ことではありません。 むしろ逆に、「自分はこう考える」という判断や、解釈や、ものの見方をいっさい差し引いて、「ある」ものを「ある」とだけ、ありのままに、客観的に、主観抜きの〝ニュートラル〟な目で、物事を見すえることを意味しています。 「正しい理解」に「反応」はありません。ただ見ているだけです。動揺しない。何も考えない。じっと見つめているだけです。そういう徹底したクリアな心で、自分を、相手を、世界を理解することを、「正しい理解」と表現しています。(Kindle No.503)
  • 人は三つの執着によって苦しむ。①求めるものを得たいという執着(だがかなわない)。②手にしたものがいつまでも続くようにという執着(やがて必ず失われる)。③苦痛となっている物事をなくしたいという執着である(だが思い通りにはなくならない)。 では、これらの苦しみが止むとは、どういう状態なのだろうか。それは、苦しい現実そのものではなく、苦しみの原因である〝執着〟が完全に止んだ状態なのだ。(Kindle No.588)
  • 〝慢〟は、いっときは自分を肯定できる気がして心地よいのですが、高慢、傲慢、プライド、優越感といった思いは、結局、不満や、うぬぼれゆえの失敗を招いて、損をします。(Kindle No.642)
  • 荒々しい言葉を語る人もいるかもしれないが、わたしは荒々しい言葉を語らないように努力しよう。 自分の考えに囚われる人もいるかもしれないが、わたしは自分の考えに囚われないように心がけよう。 間違った理解や思考を手放せない人もいるかもしれないが、わたしは正しい理解と思考が身につくように頑張ろう。 見栄やプライドにこだわる人もいるかもしれないが、わたしは見栄やプライドから自由でいられるように精進しよう。 自分をよく見せたがる人もいるかもしれないが、わたしはありのままの自分で生きていくように努めよう。(Kindle No.725)
  • ①一歩、一歩と外を歩く、②広い世界を見渡す、③「わたしはわたしを肯定する」と自分に語りかける、という方法(Kindle No.790)
  • 「過去を引きずる(過去を理由に今を否定する)」というのが、それ自体、心の煩悩、邪念、雑念なのです。(Kindle No.861)
  • 過去の汚れを捨てて、新たな汚れを作らない。 智慧にめざめた人は、思い込みから自由になって、自分を責めることをしない。 心の内側も、外の世界も、よく理解するがよい。 ただそれによって自分の価値を測ってはならぬ。 その思い(判断)は、よろこびにつながらないからである。 「自分は優れている」とも、「劣っている」とも、「等しい」とも判断するな。 さまざまな言葉を受けても、自分の価値を判断しないようにせよ。 さまざまな煩悩(評価・計らい・判断)が消滅した境地こそが、よろこびである。 その者は、すでに勝利している。他者に負かされることは、もはやない。 ──スッタニパータ〈論争について〉〈速やかな成就〉の節(Kindle No.867)
  • 「正しい努力」とは、いわば「外の世界」を忘れて、「自分のモノゴトに集中」して、そのプロセスに「自ら納得できる」ことです。(Kindle No.1,482)
  • 競争の中を、違うモチベーションで生きる という発想です。つまり、「勝つ」という動機以外で、競争社会を生きていくこと。勝ちか負けかという二者択一の価値観ではなく、別の価値観をもって、競争社会の中を生きることです。(Kindle No.1,622)
  • 目を閉じるのは、反応しないため。目を開くのは、妄想から目を醒ますため。(Kindle No.1,673)
  • 慈・悲・喜・捨と呼ばれる、四つの心がけです。
    • 慈【慈しみの心】──これは、相手の幸せを願う心です。自分の都合や欲求を通すことではなく、純粋に「相手が幸せであるように」と願う心のことです。
    • 悲【悲の心】──これは、相手の苦しみ・悲しみをそのまま理解すること。相手の「悲」に共感することです。
    • 喜【喜の心】──これは、相手の喜び・楽しさをそのまま理解すること。相手の「喜」に共感することです。
    • 捨【捨の心】──これは、手放す心、捨て置く心、反応しない心です。「中立心」ともいいます。たとえば、欲や怒りという反応に気づいて、ストップをかける心がけです。
  • 道の者よ、迷いに満ちたおのれの心の状態に気づくがよい。そこには〝五つの妨げ〟がある。 すなわち、①快楽に流される心、②怒り、③やる気の出ない心、④そわそわと落ち着かない心、そして⑤疑い、である。 気づくがよい。このような心の状態では、物事をよく理解することも、正しく考えることもできない。ゆえに苦しみの連鎖は、いつまでも続くであろうと。(Kindle No.1,784)

引用メモ