日付
@February 3, 2019
感じたこと
- 元々の本の内容が組織に関する本格的な内容だったので敬遠していたが、イラストも入って読みやすくなったようで手を伸ばしてみた。
- オレンジ→グリーンあたりの移行に苦しんでいる組織/そもそもオレンジでいることを信念として選択している企業が一定ある中で、ティールはだいぶハードルが高いなと言う印象
- 関西の古風な企業にはまだレッドっぽい組織も見受けられる気がする
- 組織を一つの生命体のようにして捉える、自発的にその目的や方向性を規定しうる、というのは共感できる部分。運用は甚だ難しそう。しかし挑戦する価値の有りそうなテーマである。
- 専門性に閉じずに全体を、セルフマネジメント、自律目的駆動形は自分がイメージする理想組織に近い。Cobe Associeをそうしていきたいとおもう。
内容
- 人間の組織に関するパラダイム
- レッド:衝動型
- アンバー:順応/伝統型
- オレンジ:達成型
- グリーン:多元型
- ティール:進化形
- ティール組織は、個人と集団の開放を目指す世界
- この世界を、本当の自分自信を発見する旅路の場所とみなす。
- 私たち一人ひとりの可能性を広げ、生まれつきもっている才能の錠を開ける
- 人々がティール型組織の考え方を受け入れるならば、人生の導くままに、進むべきところに向かう
- ティール型に向かうためのいくつかの姿勢
- 自我・エゴの抑制:支配の心を弱め、人を信頼し、人生を信頼する姿勢を学ぶ
- 内なる心の呼びかけ:内的基準を問う
- 全体性の希求:部分により全体を判断することの忌避
- ティール型組織の挑戦
- セルフマネジメントの徹底:階層的・完了的なピラミッド構造から、集合知と権力を分配委譲し、流動的システムへ変容させる鍵を見出す
- 全体性の追求:狭い専門性の活用ではなく、自分という全体を発揮するための心理的安全性を担保するとともに、エンパワーする
- 常に進化する目的:組織が向かおうとする方向性に耳を傾け、それに身を委ねる
- ターゲットとする組織イメージ:ビュートゾルフ、モーニングスター、FAVI、AES、など
- ティール型組織におけるCEOの役割は、場を確保することと、自身がロールモデルであること