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SF作家の地球旅行記

感じたこと

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内容

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引用メモ

こういう時に僕が考えるのは「どこかへ旅行にいこう」ということである。 問題が起きている場所から物理的に距離をおけば、なんとなく解決したような気分になる そして、世の中のたいていの問題は気分の問題である。

小さなブランケットに全身をなんとか収納し、電子書籍端末を取り出して読書タイムに入 る。 海外旅行の醍醐味はなんといっても読書である。旅慣れていない知人に言うと冗談だろ と思われるが、これは本当である。

リソースの不足は不便だと気づく想像力ごと抑制する

上下運動が激しく鞍から上半身が浮いてしまうので、ギャロップになると膝の負担はむし 小さい。かわりに内臓がプンプン揺さぶられて、尻が鞍に叩きつけられ中華鍋のチャーハ になった気分。

「伊能忠敬が地図を作った時代はたまたま磁 北極が北極と一致していて、それが地図の正確さに貢献した」という話が面白かった。

ホテルに戻ってテレビをつける。僕の家にはテレビがないので、旅先のホテルでは珍しさ からついつけてしまう。NHKで終戦7周年記念式典をやっていて、首相がスピーチ原稿 うだうだと読み上げている。まだるっこしいから原稿本文をカメラに映せばいいのに、と いつも思う。