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猫はためらわずにノンという。

メモ

  • ジギーが長い間私に伝えたかった生き方の極意とは、たぶんこういうことだろう。 「一休みして、もっと大事なこと、猫のように自分が心地いいと思えることだけに集中すればいい……猫のように生きてみる(No.24)
  • 誰にも注目されない「その他大勢」のようにならないためには、どうすればいいか。猫はそんなことは考えない(No.126)
  • カリスマ性がある魅力的な人になりたいなら、猫のように、どんな状況でも本当の自分に自信をもって、そのままの自分でいればいい(No.144)
  • 猫のように身も心も穏やかに暮らす秘訣は一つ。ストレスの原因を見極めること、そして原因がわかったら、全力で解決すること。ストレスの原因がきれいさっぱりなくなるまで、ガンコに抵抗しよう(No.184)
  • 快適さの追求をあきらめるな。 時にはその場を去ることも必要だ(No.194)
  • その昔、中国に皇帝がいた。国中の偉大な賢者たちを集めて彼は言った。 「いいことであれ悪いことであれ、人が一生のうちに抱くすべての感情を言い表し説明できる魔法の言葉を探せ」 この命令に言葉を探しに出かけた賢者たちは、しばらくののち一つの言葉をもち帰った。それは、あなたが思い悩んでいる時に猫がそっとそのまなざしで教えてくれる言葉だった。猫たちによって時代を超えた言葉。 「すべては過ぎ去っていく」 そう、いいことも悪いことも、すべては過ぎ去っていく。私たちはいい時は夢中になり、悪い時はがむしゃらにあがいて、人生の一番大切な真理が耳に入らなくなってしまうことがある(No.231)
  • 物質的にも精神的にも、他人の世話をやく前に、自分の面倒をみることをまず考えよう。自分の面倒を一番よくみることができるのは、間違いなく自分自身だ。だって、自分が何をしてほしいかは、自分自身が一番よく知っているわけだから。 自分自身が幸せで生き生きとしていれば、あなたのそばにいる他人にもそれを分け与えることができるはずだ。 さぁ、ちょっとだけ猫のまねをして、あなた自身の縄張りを作ろう(No.255)
  • 人間は「他人にどう見えるか」「何をもっているか」といった、社会が私たちに押し付けてくる判断基準に負けてしまいがちなものだ。しかし猫にとっては、そんなことははじめて捕ったネズミのようにどうでもいいようだ。 猫は人間の家にいても、外にいても、自分の欲求や持ち前の性格そのままに自然体で生きている。人間のように社会の「型」に合わせて偽りの自分を演じるというようなことはまったくない。自分に忠実であることに関して猫は完全無欠だ。迷いがない。そうしなければ自分を見失ってしまうことを知っているかのようだ。 幸せになりたければ、固定観念や型通りに繰り返される流行、結論ありきの議論、聞こえがいいだけの道徳論、そんなものに満ちているこの社会に飲み込まれないことだ。遠慮がちに繰り返される心の声にじっと耳を傾けて、猫のように自分に忠実になることを考えてみよう(No.364)
  • 過ぎ去っていく一瞬一瞬を意識して、どんな短い時間でも有意義に使おうなんて考えは「ゆっくり生きる」こととは正反対だ。それは人生の、そして毎日の暮らしの中の限られた時間で、「すべて見なくては」「すべてやらなくては」と思い込む、言いかえれば漠然とした死の恐怖に追いかけられるのをやめること(No.539)
  • 世の中の騒音というものは、それが心の安らぎまで奪っていくからストレスとなる。その前に心の中の静けさを少しでも確保できれば、耐えられるもの(No.616)
  • 職場で猫でいるというのは、とにかく人を使うということである。仕事や組織のためにも、同僚の価値を高めたり自立を促したりするためにも、人をうまく使ったほうがいい。しかしそれは同時に、みんなの手本となるように存在感を示し、押し付けがましくならないように気を配る、ということでもある(No.773)
  • 正直でいようよ。 ウソをついて失敗することはあっても、 正直でいて悪いことはない(No.1,002)
  • あなたがもっている物質的なものは あなた自身とはまったく別のもの。 失うことを恐れて、こだわりすぎてはいけない。 「あなたの所有物が最後にあなたを所有する」ともいう(No.1,078)
  • 何かをしなくてはならない時、私たちはわざわざハードルを高めにして、自分に厳しくしてしまいがちだ。それは下手をすると、自分で自分にムチ打つ結果となる。高い野心をもつのはいい、ベストをつくすのもいい。それがしかしうまくいかない時のことを考えてみよう。失敗した自分にどのくらい寛大になれるか、ここがポイントだ。 あなたが正直で、仕事やプロジェクトにできるだけのことをしたのなら、誰もあなたを責めたりしないはずだ。まして体を壊してでも、どんな時でもすばらしい成果を出せなんて言う人はいない(No.1,119)

引用メモ