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正直に語る100の講義

感じたこと

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内容

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引用メモ

人間でも同じで、普通の人は、つい成功している人に憧れ、あの人のようになりたい、と考えてしまう。しかし、成功者に憧れる大勢が集まり、その分野では競争が激しくなっているはずだ。それよりも、失敗する人を見て、何がいけなかったのかを考えた方が、その分野で無駄な競争がなく、割の良い仕事の領域を見つけることができるだろう。簡単な道理だと思えるのだが、いかがだろうか。  人は、つい好きなことをしたくなるし、人気のあるものを好きになりやすい。だから、このトラップに 嵌ってしまう。好きなものは、自分で創り上げるのが正しい。
オレンジ色のハイライト | 位置: 210 そもそも、多くの人は、自分がどう考えるかよりも、みんながどう思っているのかを想像する方を優先する。きっとみんなはこうなんだろうな、だから私もそれに乗ろう、と考える。ようするに、自分の考えを持たないように努力している。そういった協調性が悪いとは言わない。落ちこぼれたくない、苛められたくない、仲間はずれになりたくない、という危機感がその人を支配している、ということがわかる。
オレンジ色のハイライト | 位置: 246 諦めないかぎり誰にだって才能も運もある、ということではないか。
オレンジ色のハイライト | 位置: 371 「長くなったら刈る」ものだと思っていた。つまり、芝刈りは、芝を短くすることが目的だと認識していた。それは間違いなのだ。芝を刈る目的は、芝を増やすことであって、つまり、芝の本数を増やし、緻密で綺麗な芝生を作るために、頻繁に刈るのである。したがって、「僕は少し長い方が好きだな」と言っている場合ではないし、「伸びたらいっぺんに刈れば良い」では意味がない。頻繁に先を少しカットすることで、芝は「この先は伸びられない」と思って(思うとは思えないが)、別の葉を出して対処する。だから、刈ることで増えるのである。
オレンジ色のハイライト | 位置: 386 出る杭は打たれる、というが、出る杭を打つことで杭が増えるのだから、植物の生命力というものは凄いと思う。動物の場合は、一部の弱いものが脱落し、強いものが繁栄するシステムがあって、これが似ているといえば似ているかもしれない。  この傾向がなにかに応用できないか、と考えるだけで面白い。
オレンジ色のハイライト | 位置: 528 その自由への道で、最も大きな障害は、「安い自由」である。「小さい自由」と言い換えることもできる。でも、安いし、手軽そうだから、つい手を出してしまう。ところが、いざ自分のものになると、小さな自由に見えただけで、自由の皮を被った不自由だと気づくことになる。交換した金は戻ってこないから、結果的にますます不自由になっているのだ。
オレンジ色のハイライト | 位置: 548 迷うというのは、そういった道筋を知らないのではなく、「自分は今どこにいるのか」がわからなくなっている状況なのだ。従来の地図よりもカーナビなどが優れているのは、現在地を常に示すことができるからである。  仕事のやり方、生き方、などいろいろな地図が提示されているが、一番大事な情報は示されていない。それは、自分が何者か、ということ。どんな生き方をすれば良いかと言われても、ライオンなのかネズミなのか、それによって大きく異なるのは当たり前の話である。
オレンジ色のハイライト | 位置: 579 新しさを取り入れることは、若いときには当たり前だった。それを取り入れないと大人の仲間に入れてもらえない。仕事をさせてもらえない。つまり、生きていけないからだ。しかし、仕事を覚えてしまうと、もう安心とばかりに油断をする。これを続けてさえいれば大丈夫だと思い込む。これが危ない状態だと気づかない。運良くそれで定年まで勤め上げたとしても、その後はなにもできない老人になっていたりする。
オレンジ色のハイライト | 位置: 650 難しいことを少しでも易しくしよう、という工夫が「準備」なのだ。もし、その準備が難しいと思うのなら、準備の準備をすれば良い。「意欲」を待つよりは、実現確率は高い、と思われる。自分の能力や瞬発力や体力に自信がない人は、こうするしかない。
オレンジ色のハイライト | 位置: 976 カメラの場合と同様、ようするになにかをするときの価値の大半は、目標を捉える初動の判断にある。どこに目を向けるのか、という「着眼」だ。ここに、人の思考、発想、能力といったものの大半がある。これを人に委ねる行為は、人間性を半分失っているのに等しい。人が恋しいのなら、はっきりそう伝えれば良い、と思う。
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,108 おそらく彼らには、「見下している」感覚はないものと思う。あまりに「高尚」であって、自分にはとうてい理解できない、という「 卑下」を表して、「恥じて」笑ってしまうのかもしれない。照れ笑いみたいなものだろう。これは、日本人の特徴だと思う。世界には通用しない。笑えば、相手を馬鹿にしていると受け取られるのが普通だ。気をつけた方が良い。
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,739 か。「破」という言葉には、「端から端まですべて」というだけではなく、「非常に困難を伴う」あるいは、「労力や時間を大量に使って」「やり遂げた」という響きが含まれている。
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,824 簡単にいえば、「約束」をどう実現するか、である。約束を守るのは、まあ当然であって、これができない場合は、「優しさ」以前に「人間」として失格である。
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,983 謝罪する人が、当人ではなく、責任者みたいな上の方の人であることも多い。社員の不始末を社長が謝罪する。昔の政府のことを、今の政府が謝罪したりする。これらのズレも気になるところだ。  たとえば、野党は政府が通そうとする法案に反対しているけれど、そんなに悪い法案を通してしまったことを、何故国民に謝罪しないのだろう。怒っている場合ではないと思うのだが、いかがか。