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ライト、ついてますか―問題発見の人間学

感じたこと

  • 蓋し名作。
  • aa

内容

  • ビリーをはじめ、関係者みんなが間違ったのは、問いが重要なら答えも重要であるはずだ、と思い込んだためであった。「そうじゃないんだ。」とビリーは心もうつろに郵便箱を空けながら、ひとりごとをいった。「全然そうじゃないんだ。問題を扱う上で本当に大事あの葉、問いは決して答えられることがないと覚悟することなんだ。だがそれは、問い続けている限りは、どうでもいいことなんだ。だまされて究極の解答を得たと思いこむのは、まんまと騙されて究極の問題定義、究極の、真の答えを得たと思い込んだときに限るんだ。で、そう思ったとしたら、それは必ず間違いなんだ。なぜなら『究極の解答』なんてものは存在しないからだ」
  • 正しい問題提議が得られたという確信は、決して得られない。だがその確信を得ようとする努力は、決してやめてはいけない。
  • 外国人の視点に立って物事を見てはどうか。エキスパートの視点では得られない視座がそこにはある。
  • 問題文をどう変えたら、異なる回答を得られるだろうか。その回答を得るためにあるだろう問題文はなんだろう?
  • 問題解決は決して、道徳的に中立の問題ではない

引用メモ