🖋

金儲けのレシピ

感じたこと

  • aa
  • aa

内容

  • レシピ15個
    • レシピ0: 商売の原理原則
      • 完全競争市場にならない市場で勝負する
      • LTVとCACで収益性を判断する
    • レシピ1: 消費者から買う
      • 素人に売ってもらうことで、安く仕入れることができる
      • プロから買ってしまうと差分が抜けない
    • レシピ2: 客に作業させる
      • IKEAモデル
      • こちらの労働費用を圧縮しつつ、顧客の満足度・所有欲は上がる。エンタメ性
    • レシピ3: まとめると高くなる、切り分けると高くなる
      • まとめる:土地
      • 切り分ける:肉や魚、コストコ対応ビジネス
    • レシピ4: 1:n構造を作る
      • 1人でn人にサーブできれば効率が上がる
    • レシピ5: 両方から金をもらう
      • 両手ビジネス:リクルートに対抗する
    • レシピ6: 合法的に麻薬を売る
      • 砂糖、小麦粉、脂肪
      • それ以外に、現在への固着性が生まれる領域はどこか
    • レシピ7: 確率をいじる
      • 胴元になる
    • レシピ8: 空気を売る
      • 雰囲気で収益を取れるか
    • レシピ9: 意思決定に介入する
      • 情報弱者や素人向けに対応する
    • レシピ10: 仕入れで儲ける
      • 安く仕入れて普通に売る、方が難易度が高い
      • 安く仕入れることができるルートはないか
    • レシピ11: 他人の財布を狙う
      • ギフト、家族、ご祝儀などの他人向け市場を狙う
    • レシピ12: 高いものはいいものだ
      • 顕示的消費をねらう
    • レシピ13: 勝手に「権威」になる
      • 認める側に立つことで有利に事業を展開する
    • レシピ14: 信者ビジネス
      • 信者が購入すると共に宣伝の役割も担ってくれる→CACが下がる
    • レシピ15: 究極のレシピ
      • 長期的にパフォーマンスが高まるものを出す。
  • aa

引用メモ

マキャベリは「天国へ行くのにもっとも有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」と言ったが、これを金儲けに応用すると「儲かるビジネスを作るもっとも有効な方法は、儲からないビジネスについて熟知することである」ということになるだろ
青色のハイライト | 位置: 41 儲かるビジネスというのは基本的に、「需要に対して供給が少ない」状況が発生していて、だからこそ超過利益が発生するわけで
青色のハイライト | 位置: 104 たちの社会のパラダイムは、あなたが好きか嫌いかにかかわらず、「資本主義」によって動いている。資本主義というのは、ざっくり言うと金を媒介として、財やサービス、権力、そして個人の時間や性までもが売買される世界
青色のハイライト | 位置: 279  労働力取りまとめ業の本質的な価値、それは「労働者の質のスコアリング」「すぐに、大量に手配できる」「解雇規制への対応」の3点で
青色のハイライト | 位置: 308  前提として、飲食店として成功しやすい条件は、次の通りであると考えられる。  ①家で作りにくい料理である  ②仕入れで優位性を築くことができる  ③酒の注文が出やすい業態で
青色のハイライト | 位置: 389 しかし、この会社を組織化し、本社機能を作るとする。たいてい、雇い入れるエージェントは本人よりもかなりランクが落ちるエージェントである。当然、人件費の他に、指導にかかる時間、オフィス費用、PCなどの備品費用などが増大し、基本的に利益率は逓減するモメンタムが働く。  つまり、 個の力で食べていくことができる類のビジネス は、強いプレイヤーが1人で個人商店として営業するのが一番効率がいいのである。これがスモールメリットだ。 13 保険の営業や、人材紹介エージェントなど、①個人で営業することができ、②仕入れの支払いが後払い可能/無料、③1件あたりの成約単価が高いビジネスは、その性質上、凄腕営業マンが1人で独立する形で成功することが多いビジネスで
青色のハイライト | 位置: 414 逆に言うと、ビジネスを立ち上げる上で、「高級とされるカテゴリに勝手に入り込む」という手法は極めて有効である。  具体例を挙げると、明らかに築地なのに「銀座東」と名乗っているマンションや、客観的に見ると立ち飲みバルでしかないのに「カジュアルフレンチ」などと名乗っている店舗がその典型で
青色のハイライト | 位置: 439  インターネットが商売に対してもたらした最大の影響は、本質的には流通革命で、1:n構造を容易に作れるようになったことだと考えられる。  一度作ったものを一気に提供できる、即ちnの数が圧倒的に増えたことで、成功したサービスの爆発力がインターネット以前とは圧倒的に変わったことが、本質的なゲーム・チェンジなので
青色のハイライト | 位置: 490 やや話が脱線するが、「金を払わせることでコミットメントを迫る」という構図はRIZAPも同じであり、金を払わない客よりも金を払う客だけを相手にするほうが、結局、客側のコミットメントが強いので成果が出る、という構造であると一般化することが
青色のハイライト | 位置: 554  飲食店というと、味や雰囲気など、総合的なファクターにより成否が決まるビジネスと思われがち(かつ、実際にそういう側面もある) だが、人間の本能から逆算すると、本能的に脳が刺激される砂糖、炭水化物、脂肪をたくさん使い、その3種類の物質を、鮨のように、「何らかの言い訳、あるいは健康的なイメージをつけて」口に放り込むことで、動物的本能を刺激して再訪させるゲーム、と解釈したほうが金儲けの観点からは合理的であろ
青色のハイライト | 位置: 903 帝国データバンクは企業の信用度を100点満点で評価し、その評価を取引時に与信調査を行いたい企業向けに販売するというビジネスモデルであるが、これも「勝手に格付けを始めた」ビジネスの典型と言えるだろう。  格付けを始めることで、格付けをしている側が権威性を持ち、一気にブランドを築くことができるという点において、資格を作るのと同様の効果を得ることができるので