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マンガで読破シリーズ

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日付

@February 16, 2019

感じたこと・内容

  • 旅行先への移動時間にぐーっとまとめて読書。これまでなかなか手が伸びなかった古典型を中心に。
  • マキャベリの君主論は、その内容のみならず、それが書かれた時代背景にまで踏み込まれていて内容理解が一層深まった。リーダーシップを考えるリアルケースだ。
    • 乱世・軍空割拠のイタリアで小国として生き延びることを目指すフィレンツェで官僚として働くマキャヴェリ。自国の領主がフランスにつくのか強行側につくのか煮え切らないなか、ロマーニャの軍人のリーダーシップとそれがもたらす成果に感銘を受ける。
    • 不確実性の高い世の中だからこそ、人々を引きつけるのはあくまで結果だ、と考え、必ずしも恐怖政治=悪とは言い切れないのではないか、と。
    • リーダーは今という時流を見定め、その時流を掴み大空に羽ばたき、大きな目標を掲げ、部下たちに夢を与え導く存在でなくてはいけない
    • リーダーはときに孤独と向き合いつつも、自身の運命を受け入れて、果敢に攻めていく姿勢が求められる。そんなリーダーに、幸運の女神が微笑むはずだ。
  • 1984には、救いがない。こんな内容だったのか。ハックスリーの『すばらしい新世界』の内容も思い出しつつ、救いとはなにか、希望とはなにか、幸福とはなにか、を考えさせられた。
  • 般若心経。マンガの『阿・吽』にはまっていることもあって、仏による救いとはなにか。空とは、五蘊とは、無常とは、縁とは、これも考える系。導入として、マンガから入るのはいいなぁ。