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「思考」を育てる100の講義

感じたこと

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内容

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引用メモ

仕事も競争だし、学校でも競争だ。人生はずっと他者との競争といえる。けれど、スポーツの競争のようにイコール・コンディションではない。スタートする地点がそれぞれ異なっているし、同時にスタートするのでもない。不公平といえば不公平だが、公平でなければならないというルールはなく、むしろスポーツのように人為的に公平にしている方が不自然なのである。
オレンジ色のハイライト | 位置: 223 これは、走ったことがある人ならわかるだろう。スタート地点が違うじゃないか、足の速い遅いがあるじゃないか、自分は怪我をしているんだ、といろいろ理由を並べて、走らずにいる人には、気持ち良さはわからない。どういうわけか、走らない人には、走っている人が 辛 そうに見えるのである。  マラソンランナは、みんな苦しそうに見える。それは、走っていない者の観察なのだ。ゴールインしたランナは、どんなに苦しくても、また走ろうと思うものだ。それに、一番ではなくても笑顔になる。走らない者には絶対にわからない。  人生はたしかに競争だ。それは、主に自分と戦う、という意味である。
オレンジ色のハイライト | 位置: 762 広告はどこにでも入り込む。広告を排除したければ、金がかかる。「情報は無料だ」と思っている人は、知らないうちに自分が広告塔になっているだろう。
オレンジ色のハイライト | 位置: 828 この頃の人は、自然を観察する機会に恵まれていない。特に、都会に住んでいれば、ほとんど人工物の中にいる。自然を観察するといっても、他者が撮影した写真とか動画を見るだけだ。自分の視点ではないから、もう自然そのものではない。触れることもできないから、自然の汚さとか臭さとかも知らない。美しいものだという憧れだけを持っていて、ときどき旅行会社が企画するツアーに参加するのがせいぜいだろう。  海外の遠くまで見にいかなくても、キャンプでもして、数日自然の中に入れば、本当に沢山の知識が得られる。どうして、これを見過ごしていたのか、ときっと思うだろう。それは自然が持っている力ではなく、人間の中にある自然の力なのである。
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,345  「充分な説明がない」とは、 ただ「反論の糸口が欲しい」という意味である。
オレンジ色のハイライト | 位置: 1,373 僕が、馬鹿だと思うのは、簡単に言えば、「考えない人」のことである。たとえば、考えないと問題は解けないから、馬鹿には問題は解けない。