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夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え

引用メモ

「自分がなんとなく見てるテレビ番組、なんとなくやってるゲーム、ほんまに欲しいもんなんか? 自分の収納やパソコンの中には、ほんまに欲しいもんだけが入ってんのか? もし、そうやないんやとしたら、自分が本当に欲しいと思てるもんは一生手に入れられへんで。部屋の大きさが限られてるみたいに──自分が持てるもんも、生きてる時間も、全部限られてるん
「もちろん、最初はしんどいかも分からんで。でも、しんどいのを通り越したら、その向こうにはめっちゃ楽しいことが待ってんねん。でも、その『楽しさ』を知ってる人間は世の中にはほとんどおれへん。なんでか分かるか?」 「……頑張った経験がないから?」 「そのとおりや。せやから、ほとんどの人間は──自分の中にもう一つの人生が眠ってることを知らんねんな。いや、ワシは何も『頑張らなあかん』言うてるわけやないで。頑張って成功するだけが人生やない。人生は自由に楽しんだらええもんや。ただな、自分の中にはとんでもない可能性があんのに、しかも、それは自分のすぐ 側 に眠ってんのに、ほとんどの人間が、その存在すら知らんまま一生終えるちゅうのは寂しいことや思うねん
次の順序で一つの分野のマスターに挑戦する 1.うまくいっている人のやり方を調べる 2.一度自分のやり方を捨て、うまくいっている人のやり方を徹底的に真似る 3.空いた時間をすべて使う
そしてガネーシャはまっすぐに私を見た。 「成功するために一番大事なことは──『小さな勇気』やねん」 「小さな勇気?」 「そうや。生きるか死ぬかを決断するような大きな勇気やなくてええ。普通の人が不安で避けてまうところを前に進む、小さな勇気が大事なんやで」 そしてガネーシャは続けた。 「小さな勇気さえあれば、色んな経験ができる。そうすれば何が正しくて何が間違うてるか、理屈やのうて『身をもって』知ることができるんや。それを繰り返していけば、最後は必ず正しい道を選ぶことができるようになんねん。
「人間にとって、自分で考えて工夫していくんはめっちゃ楽しい作業なんや。それはゲームしたりテレビドラマ見る以上に楽しめるんやで。せやけどほとんどの人は、仕事をそういう形まで持っていけてへん」 そしてガネーシャは言った。 「ほんなら次の課題はこれや。『自分で自由にできる仕事を作る』」
希少価値を演出する あえて自分の不利益になることを言って信用してもらう 周囲の人間関係を断つ お客を中毒にする
成功するだけが人生やあれへん。夢かなえるだけが人生やあれへん。自分は別にここで頑張るのやめたってええんやで。誰も自分のこと責めへん。いや、責める人間はおるかもしれへんけど、少なくともワシは責めへんで。この世界はな、自分がどこまで『知る』かを、自分で決められるようにできてんねん。自分はこの先の世界をもっと知りたいんか、それともここで 止めるんか。それを決めることができるんは──自分。
多くの人は目の前の苦しみを避けようとします。 だからこそ、世の中には、 「努力しなくても成功できる」 「自分が働かなくてもお金持ちになれる」 などという、魔法のような成功法則があふれることになるのです。 しかし、こうした「偽りの希望」に飛びついてしまうと、最初は心地いいかもしれませんが、後から大きな苦しみを味わうことになります。「結局、その方法では夢はかなえられない」という現実を、後から突きつけられることになるからです。むしろそちらの方が、本当の意味で「苦しい道」を選んでいると言えるかもしれません。